レア珍品 明治 大正時代 金彩蒔絵花鳥図 謎のからくり六角厨子32.5cm 仏教 仏像 経筒仏舎利 舎利塔 教典 輪蔵

明治～大正時代ごろの

大変手の込んだ金彩蒔絵六角厨子です。

ただ、珍品といえる謎のある品で、

一般的な正面を開いて

仏像を収納させているものではなく、

各扉を180度回転させると

丸い溝が4つずつ付いた

収納場所が現れます。

中央には小引出しが付いており、

小物を収納できるようになっています。

これだけ豪華な厨子ですから中に重要な品

恐らく支柱状の仏像か経筒のように

細い筒状の容器に入った仏舎利など

安置させていたいたと思われます。

黒漆塗の6面それぞれ各扉や屋根に

やや立体的に盛り付けられた

生き生きとした絢爛豪華な花鳥図の

美しい金彩高蒔絵が施されています。

扉を何度か開閉を繰り返していると

時折、引っかかりを感じ

ゴロゴロと歯車が

噛み合わさるような感触があり、

現在は機能しませんが

元々は何かしらの仕掛けがあったようで、

推測ですが最上部の擬宝珠(ぎぼし)を回転させると

扉を全て同時或いは順に開閉させる

という仕掛けだと思います。

また、浄土真宗 西寶寺にある輪蔵と言われる書物を収める

人がやっと回せるほど大きな回転式の蔵にも似ています。

あるいは似たような構造でヨーロッパのシガレットケースという見解があり、

内部にはオルゴールが組み込まれ、屋根の飾りを回すと扉が開くものや、

高級なものはオルゴールを鳴らすと自動で開くものも有るようで、

その品は大理石等で作られていたそうです。

当時、西洋との貿易で日本の職人との国際文化交流も感じられます。

底は外れそうで、

外せば中の構造が分りそうですが、

手は加えず謎は解明せず現状のままの状態で

お渡しいたします。

蒔絵の痛みのある部分や、

珍品のため詳細不明な部分もございますが、

総じて良好です。

画像もご確認の上、ご検討ください。

サイズ(約寸)

幅24cm(六角形の対角)

奥行き21.5cm

高さ26cm＋擬宝珠部6.5cm　全高32.5cm

重量1.6ｋｇほど

日本伝統文化

歴史ある日本美術をご堪能ください